イーサリアム分裂騒動

2016年に自律分散型投資ファンドとして登場した「DAO(ダオ)」。
通常のファンドは、投資家から資金を集めファンドマネージャーが投資先を選定しますが、このDAOでは投資先を投資家全員の投票により決めます。

DAOはイーサリアムのネットワーク上で稼働するプラットフォームで、代用通貨であるDAOトークンを入手するためには、イーサリアムの仮想通貨であるETH(イーサ)が必要となります。

2016年6月、DAOがハッキングされおおよそ3600万ETHが盗まれてしまいました。この対応として、「盗まれた」ことをなかったものにする、すなわち盗まれる直前の状態にデータを戻すという決定が運営側でなされました。すべての取引を順次追加して記録していくというブロックチェーンの考え方を覆すことになりました。

この結果、書き換えられる前のブロックチェーンにつながるもの(イーサリアム・クラシック)と、書き換えられた後のブロックチェーンにつながるもの(イーサリアム)ができ、2つが同時に存在していることになってしまったのです。
運営側が勝手に決定してしまったことに反対する投資家達はイーサリアム・クラシックを支持しました。

運営側はイーサリアムを支持しているので、イーサリアム・クラシックは過去のものとしてそのまま放っておいたのですが、とある取引所がイーサリアム・クラシックを突如取り扱い始めたことにより、ほぼ0だった価値が徐々に上がりだし復活を遂げました(時価総額第5位 ~2017/6/19 11時頃の時点)。

このような経緯があり、イーサリアムとイーサリアム・クラシックの2つが存在しています。

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